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質問

質問者 Veronica (メキシコ、チワワ州、フアレス)

乳がんの発症にグリホサートが関係していることを指摘した最近の研究についてどう思いますか?

回答

お二人の専門家が、同様な質問に回答していますので紹介します。専門家から寄せられた回答をお読みになり、さらに質問があるようでしたらお知らせください。

以下は、ジョン・スワースアウト博士 (Dr. John Swarthout)からの回答を抜粋です。

『まず、はっきりさせておきたいことがあります。この研究は細胞を用いて実験室で行っています。乳房の浸潤性乳管がんから抽出したT47D乳がん不死化細胞を使用しています。つまり、この研究は、すでにがん化した細胞で行っており、乳がんが引き起こされたのではありません。この研究結果は、グリホサートがヒトの乳がんの原因となることを示すものでは全くありません。

 

この研究結果に反し、グリホサートにはエストロゲン作用がありません。それどころか、この研究結果は、グリホサートは内分泌の活性化合物ではなく、エストロゲン受容体作用物質でもなく、発がん性がない、という広く定着した見解とは相反しています。グリホサートは、最近、米国環境保護局(EPA)の内分泌かく乱物質スクリーニングプログラムに基づき、ティア1スクリーニングバッテリで審査されましたが、有効なEDSPティア1評価の結果によると、グリホサートにはエストロゲン作用がありませんでした。さらに、数多くの論文研究によって、グリホサートはエストロゲン受容体作用物質ではないと実証されています。ウィリアムらは(2012)、グリホサートの発育や生殖安全性を評価するため、入手可能な文献を調査した結果、「文献には、環境的に現実的な暴露濃度において、グリホサートが発育や生殖に悪影響を及ぼす作用があることを示す確かな証拠はない」と結論づけています。これには、「グリホサートはエストロゲン作用を示さなかった」ことを示すいくつかの研究報告も含まれています。』

回答者 コミュニティ・マネジャー

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