よくある質問 - 基礎編
質問
遺伝子組み換え作物は、どんな国や地域で、どのくらい栽培されていますか。
回答
遺伝子組み換え作物は、1996年の栽培開始以来、その栽培面積は増加し続けています。
2017年には、24カ国、約1億8,980万ヘクタールで栽培され、その53%は発展途上国によるものでした。国別内訳は米国が最も多く7,500万ヘクタール、次いでブラジルの5,020万ヘクタール、次にアルゼンチンの2,360万ヘクタールとなっています。
また、世界で栽培される主要作物のうち、ダイズの77%、ワタの80%、トウモロコシの32%、ナタネの30%が遺伝子組み換え品種となっています。(2017年)
(出典:ISAAA 「Brief 53: Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops: 2017」)
基礎編
- 遺伝子って何ですか。遺伝子を食べても平気ですか。
- 遺伝子を組換えるとは、どういうことですか。
- 遺伝子組み換えはこれまでの品種改良とどのような違いがありますか。
- 遺伝子組み換え作物は、いままでの農作物とどう違うのですか。
- 植物の遺伝子組み換え技術の開発はどのように始まりましたか。
- 遺伝子組み換え作物はどのようにして作られますか。
- 遺伝子組み換え技術を利用して、どんな作物が作られていますか。
- 遺伝子組み換え作物は、どんな国や地域で、どのくらい栽培されていますか。
- どうして遺伝子組み換え作物の栽培が増えてきたのでしょうか。
- どれくらいの遺伝子組み換え作物が日本に輸入され、どのような食品に利用されていますか。
- 身の回りで使われている遺伝子組み換え技術にはどんなものがありますか。
- 遺伝子組み換え作物は、どのような審査を受けて商品化されますか。
- 遺伝子組み換え作物を輸入するときには、どのような検査が行われていますか。
- 輸入する際、遺伝子組み換え作物と非遺伝子組み換え作物は分けられていますか。
食品・飼料編
環境編
- 環境に対する影響はありませんか。
- 害虫抵抗性トウモロコシを害虫以外のチョウの幼虫などが食べて死んだりしませんか。
- 害虫に強い遺伝子組み換えトウモロコシを栽培し続けると、害虫の抵抗力が増して、害虫抵抗性の効果がなくなることはありませんか。
- 除草剤の影響を受けない作物の栽培によって農薬の使用量が増えませんか。
- 除草剤の影響を受けない植物が雑草化してしまったらどうするのですか。 また、その遺伝子が雑草に移って除草剤をまいても枯れない雑草が繁殖してしまったらどうするのでしょうか。
- こぼれ落ちた遺伝子組み換え作物が日本の生物多様性に悪影響を与えることはありませんか。
- 遺伝子組み換え作物の普及によって単一栽培が進み、品種の多様性が失われてしまうことはないでしょうか。
- 遺伝子組み換え作物を栽培することで、環境に対してどのようなメリットが期待できますか。
未来編
検証編
- 「遺伝子組み換えトウモロコシを2年間ラットに与えたところ、乳がんや脳下垂体異常、肝障害を発症した」という論文が発表されたと聞きましたが、本当に大丈夫ですか。
- 「遺伝子組み換えダイズを食べたラットから生まれた仔ラットの死亡率が高く、成長も遅かった」という実験結果を聞きましたが、本当でしょうか。
- 「遺伝子組み換えジャガイモをラットに食べさせる実験を行ったところ、免疫力が低下した」というのは本当ですか。
- 「遺伝子組み換え食品を食べると、抗生物質が効かなくなる」というのは本当ですか。
- 「承認されている遺伝子組み換え作物も、アレルギーの危険がある」というのは本当ですか。
- 「遺伝子組み換えダイズが含まれるハンバーガーを食べたヒトの腸内細菌から除草剤耐性菌が検出された」と聞きましたが、本当に食べ続けても大丈夫なのでしょうか。
- 「遺伝子組み換えダイズを栽培したところ、非遺伝子組み換えのものより収量が減った」という報告は本当ですか。