よくある質問 - 基礎編

質問

遺伝子組み換え技術を利用して、どんな作物が作られていますか。

回答

現在、実用化され、流通している遺伝子組み換え作物には、様々な種類のものがあります。いずれも遺伝子組み換え技術によって、もとの作物に新しい特徴が加えられたものです。

1.除草剤の影響を受けない作物(ダイズ、トウモロコシ、ナタネ、ワタなど)

「除草剤耐性」の遺伝子組み換え作物は、ある特定の除草剤を散布することで、作物に被害を与えることなく、周囲に生えている雑草だけを枯らすことができます。従来のように何種類もの除草剤を使う必要がなくなり、除草剤の散布回数や使用量を減らせることで除草の手間やコストが削減できるとともに、環境への負担も減らすことができます。

2.害虫に強い作物(ダイズ、トウモロコシ、ワタなど)

「害虫抵抗性」の遺伝子組み換え作物は、土壌に生息しているバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)という微生物から、害虫が食べると死んでしまうBtタンパク質をつくる遺伝子が導入されたものです。特定の害虫による被害を受けない性質を持つため、殺虫剤を散布せずに害虫によるダメージを低減することができます。殺虫剤を散布する手間やコストを減らし、環境への負担も軽減できます。

3.病気に強い作物(パパイヤなど)

作物のウイルス病が発生して蔓延すると、作物は壊滅的なダメージを受けます。そこで、遺伝子組み換え技術で、ウイルス病などにかかりにくい性質を持つ「ウイルス抵抗性」の作物が開発されています。
ハワイでは、1990年台後半にパパイヤのウイルス病が蔓延して、壊滅的な被害を受けました。しかし、ハワイ大学による遺伝子組み換え技術を用いた品種改良で、ウイルス抵抗性のパパイヤの開発に成功し、もとの収穫高を確保しハワイのパパイヤ産業は復活しました。

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