よくある質問 - 環境編

質問

環境に対する影響はありませんか。

回答

遺伝子組み換え作物が環境に与える影響について、従来の作物と比べて同程度かどうか、事前に確認を行っています。そのデータは農林水産省によって審査され、確認されています。

遺伝子組み換え作物の開発は、初めは空気や水の出入りさえも管理された実験室内で研究を進めていき、安全性を確認しながら、徐々に野外環境における試験に規模を拡大していきます。
環境への影響は、農林水産省によって定められた「遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づいて確認を行います。フェンスなどで外界と仕切られた隔離ほ場において、試験的な栽培を行い 、

  1. 競合における優位性(生態系へ侵入して周辺の野生植物を駆逐しないか)
  2. 交雑性(交雑によって近縁野生種が組換え遺伝子を持ったものに置き換わらないか)
  3. 有害物質の産生性(有害物質を産生するようになり、周辺の野生生物を減少または消失させないか)

などを調べます。これらのデータから、遺伝子組み換え作物が環境に与える影響は、従来の作物と同程度であることを確認しています。
また、国内で栽培する予定がなく、食品や飼料、加工用に使用する目的で輸入される遺伝子組み換え作物についても、日本の環境へ与える影響についてカルタヘナ法に基づいて事前に確認を行っています。
一方、遺伝子組み換え技術を用いて、環境問題を解決するためのさまざまな研究や開発も行われています。たとえばアブラナ科の植物にはもともと重金属を吸収する能力があることが知られていますが、この技術によって重金属をさらに効率よく吸収できるような作物に改良することで、汚染された環境を修復しようとする取り組みが行われています。このように生物が本来持つ化学物質の分解能力や浄化能力を用いて、環境問題に貢献するような作物の開発が期待されています。

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