よくある質問 - 環境編

質問

遺伝子組み換え作物の普及によって単一栽培が進み、品種の多様性が失われてしまうことはないでしょうか。

回答

1つの作物において、1つの品種を大規模に栽培することを「単一栽培」と呼びます。遺伝子組み換え作物は従来の栽培品種と同様に、栽培地の気候条件やニーズに合った多くの品種が開発されています。生産者は、それぞれの気候やニーズに合った品種を選択し、1つの品種のみが栽培されることはありません。よって、単一栽培によって品種の多様性が失われたり、気候変動や病害虫の発生で作物が全滅するリスクが高まったりすることはありません。

遺伝子組み換え作物にも多様な品種があります

作物には多くの品種が存在します。例えばトウモロコシでは、デント種、スイート種、ポップ種など特徴によって異なる種があり、さらに用法や栽培環境などに対応した特性を持つ数多くの品種が存在しています。同様に、遺伝子組み換えトウモロコシにも、栽培地域の気候風土やニーズに適した品種が開発され、既に多くの品種が存在しています。なお、「遺伝子組み換え」とは、品種改良技術のうちのひとつで、「遺伝子組み換え」という1つの品種があるわけではありません。現在、厚生労働省が流通を認めている遺伝子組み換えトウモロコシは主に飼料用のデント種ですが、同じデント種であっても様々な品種の遺伝子組み換えトウモロコシがあるのです。

生産者はニーズに合った品種を選択して栽培しています

生産者は、多様な作物品種の中から、それぞれの地域やニーズにあった品種を選んで栽培します。1つの生産者だけをみれば、栽培する品種は限られたものになると言えるでしょう。しかし、広い範囲で見れば、各地域の気候風土や食文化、消費者の嗜好等によって、様々な生産者が様々な品種を選択して栽培していますので、1つの品種のみが単一栽培されることはありません。

このように、遺伝子組み換え作物の品種も従来品種と同様に多様であるため、遺伝子組み換え作物が普及したことにより単一栽培がすすみ、品種の多様性が失われることはありません。また、環境や病害虫への反応もそれぞれ異なるため、気候の変動や病害虫の大量発生などで、特定の作物が全滅してしまうことはないと考えられます。

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