よくある質問 - 中高生から寄せられた質問

質問

遺伝子組み換えの技術を利用することにより、解決できる問題はありますか。(2020年11月・高校生)

回答

遺伝子組み換え作物は、SDGs(持続可能な開発目標)の17個のゴールのうち次の8個のゴールに貢献することが可能です。

遺伝子組み換え作物が貢献できるSDGsのゴール 理由
(1)貧困をなくそう 遺伝子組み換え作物を作ることによる農家の収入の増加。
(2)飢餓をゼロに 遺伝子組み換え作物の栽培による食糧の増産。
(3)すべての人に健康と福祉を ゴールデンライス、栄養成分を強化したバナナやキャッサバ、ソルガム、スギ花粉症米など。
(6)安全な水とトイレを世界中に 水資源の確保。WEMA (アフリカ向け水有効利用トウモロコシプロジェクト) では、官民共同でサハラ以南の小規模生産者のために干ばつ耐性と害虫抵抗性を併せ持ったトウモロコシを開発中。
(12)つくる責任とつかう責任(持続可能な消費と生産) 食品廃棄量の削減。傷や物理的衝撃による変色を起こしにくい遺伝子組換えリンゴやジャガイモにより、見た目の悪さを理由とした無駄な廃棄を無くすことが可能
(13)気候変動に具体的な対策を 二酸化炭素放出量の削減。不耕起栽培*による、トラクターなどの燃料消費量の減少、及び不耕起栽培による土壌中炭素の大気への放出の抑制により、2016年の一年間で271億kg(自動車1,675万台分)の二酸化炭素放出を削減**。
(15)陸の豊かさも守ろう 農地面積拡大の抑制。遺伝子組み換え作物が無ければ、2016年の生産量を維持するために2200万haの農地が新たに必要。
(17) パートナーシップで目標を達成しよう(持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する)

遺伝子組み換え作物の安全性や推進に関するグローバル・パートナーシップに基づいた取り組み。
例えば、

  •  アフリカ向け水有効利用トウモロコシプロジェクト:官民共同で、干ばつ耐性と害虫抵抗性を併せ持ったトウモロコシを、サハラ以南のアフリカ諸国に居住する小規模生産者のために開発している。
    https://www.aatf-africa.org/wp-content/uploads/2018/11/WEMA-Progress-Report_2008-2011.pdf
  • Excellence Through Stewardship:バイテク作物の開発、販売、使用または廃棄などバイテク作物のすべての段階における責任ある取り組み・活動を推進するために設立された世界的な組織。この活動は、SDGsゴールの12「つくる責任とつかう責任」とも関連する。
    https://www.excellencethroughstewardship.org/ 

* 不耕起栽培=雑草防除のために農地を耕さない栽培
**Graham Brookes & Peter Barfoot (2018) Environmental impacts of genetically modified (GM) Crop use 1996–2016: Impacts on pesticide use and carbon emissions, GM Crops & Food, DOI: 10.1080/21645698.2018.1476792

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