よくある質問 - 中高生から寄せられた質問

質問

人間の解明されている遺伝子は全体の2%だけですが、野菜・果物などはどれくらいわかっているのですか。仮にある野菜のゲノムが100%解明されたら、その野菜に行う遺伝子組み換えは安全になりますか? (2020年11月 ・中学生)

回答

野菜・果物などの遺伝子も人間と同じように、100%解明されているわけではありません。そもそも、食べ物の安全性と遺伝子の解明の度合いには、科学的相関はありません。人間の遺伝子が2%しか解明されていないから、遺伝子組み換え作物を食べ続けると何が起こるか分からないとの意見もあるようですが、科学的根拠は全くありません。

人類は遺伝子の存在すら知らない時代から、無意識に作物の遺伝子を操作してきました(選抜、交雑)。交配交雑だけでも遺伝子は変化します。また、放射線や化学物質を用いて人為的に遺伝子に変異を誘発し、新たな品種を作出しようとする変異誘発育種なども行われていますが、これまで危険な作物が世に出てきたことはありません。
なぜでしょうか?それは、試行錯誤です。交雑育種、突然変異育種など従来から行われている作物の開発(育種という)は、試行錯誤の連続です。作り出す過程で、味や形の悪いもの、病気に弱いものなど様々な作物ができます。でも、何度も挑戦して何度も選抜することにより、より良いものが商品として作り出されます。これは、遺伝子組み換え作物も同様です。遺伝子組み換え作物の開発には、平均で13年もかかっています。これは、新しい医薬品の開発12年より長い時間です。

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