よくある質問 - 中高生から寄せられた質問

質問

なぜ遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品は煙たがられるのでしょうか。(2022年1月・高校生)

回答

弊会では2012年から「遺伝子組み換え食品に対する消費者意識調査」を行っています。2021年に20~50代の男女2000人に行ったウェブ調査の結果1)によると、遺伝子組み換え食品に対するイメージについて、「良い」または「どちらかといえば良い」が合計で12%、「特に何のイメージももっていない」が36%、「怖いまたは悪い」または「どちらかといえば怖い・悪い」イメージを持っている方は合計で52%で、半数程度の人々がまだ怖いまたは悪いイメージを持っているようです。

「怖いまたは悪い」「どちらかといえば怖い・悪い」イメージを持っている方にその理由(複数回答可)を尋ねたところ、上位の5つは【1】「自然なものではない、人工的なものだから」(45.4%)、【2】「健康への影響に不安があるから」(43.0%)、【3】「なんとなく、言葉のイメージから」(31.3%)、【4】「よく知らない、情報が不足しているから」(29.1%)、【5】「使用していないと商品に表示されているから」(20.4%)となっていました。このようなイメージを持つ要因になった情報源について尋ねたところ、「良い」「どちらかといえば良い」イメージの形成と比較して「怖い・悪い」「どちらかといえば怖い・悪い」イメージの形成に最も寄与していた情報源は、「遺伝子組み換えでないなどの商品表示」でした。

これらの結果からは、遺伝子組み換え作物に対する否定的な感情は、どちらかといえば漠然とした印象に起因するもので、裏付けられた事実に基づくものではないことが読み取れます。実際、この調査において遺伝子組み換え作物についての科学的事実や安全性、利点についての情報を提示した後に改めてイメージを尋ねたところ、イメージが「良くなった」「少し良くなった」と答えた方は全体の半数を超え、「遺伝子組み換えでないと表示された食品をなるべく、または常に選ぶ」を答えた方の割合は情報提示前の41.4%から23.4%と大きく減っていました。

なお、この調査ではゲノム編集食品に対するイメージについても調査しています。その結果、「良い」と回答した方が1.7%、「どちらかといえば良い」が6.6%、「特に何のイメージももっていない」が58.5%、「どちらかといえば怖い・悪い」が25.0%、「怖い・悪い」が8.4%となっており、半数以上の方は中立的な見解を有しているようです。

世の中には多くのフェイクニュースや根拠のない情報があふれています。いかなる情報もその根拠などをご自身の目で確認し、正しく理解されることを心がけていただければ幸いです。

1)遺伝子組み換え/ゲノム編集食品に対する消費者の意識調査(2021年・バイテク情報普及会)

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