よくある質問 - 中高生から寄せられた質問

質問

更新日:2022年4月18日

遺伝子組み換え食品には表示義務があるそうですが、それはなぜなのでしょうか? 市場に出回る遺伝子組み換え食品の安全性は確立されているとありますが、安全とわかっていてもなお、表示義務があるのはなぜか、知りたいです。(2022年1月・高校生)

回答

弊会ホームページ「遺伝子組み換えの食品表示」1)に記載されていますように、1997年~2000年当時は、遺伝子組み換え作物の食品としての安全性は厚労省にて確認されていて、安全性が確認されたものにわざわざ表示をするのはかえって誤解を招く、ということから表示は義務付けられていませんでした。

その後、消費者団体等から「どの製品に遺伝子組み換え作物を用いているのか知りたい」という要望が寄せられるようになり、農林水産省によって消費者の代表や生産・流通業者、専門家による議論が行われた結果、JAS法を改正して遺伝子組み換え食品の表示制度を盛り込むことを決め、2001年4月から表示制度が本格的にスタートしました。なお、2009年からJAS法および食品衛生法などの食品表示規制については、消費者庁が担当しています。

ご参考までに、遺伝子組み換え表示制度には義務表示と任意表示があり、任意表示については情報が正確に伝わるように改正され2023年4月1日から新しい制度になります2)

1)遺伝子組み換えの食品表示:https://cbijapan.com/about_legislation/legislation_jp/food_label/
2)消費者庁リーフレット「知っていますか?遺伝子組み換え表示」: https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/genetically_modified/assets/food_labeling_cms202_220329_01.pdf

 

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